管理栄養士の仕事

委託会社に勤務。配属先の総合病院の仕事内容の紹介【栄養士の仕事】

こんにちは。ナーペブログにお越しいただき、ありがとうございます。

今回は、私が委託会社で総合病院に配属されていたときの仕事内容について、書いていこうと思います。

でも、結構前のことになるので、思い出しながら、ザックリと書いていきます。

委託会社からの配属

総合病院での仕事では、委託会社に就職して、そこからの配属だったので、主に現場での勤務でした。

資格も、まだ、管理栄養士は持っていなく、栄養士の資格でした。

総合病院での仕事

仕事内容ですが、委託会社と病院との契約にもよるんでしょうが、私が勤めた先では、主に献立作成と現場での仕事と食事オーダーの管理でした。

栄養ケアマネジメント、栄養相談、指導などは、病院の管理栄養士さんの仕事でした。

献立作成

献立については、総合病院の作成する約束食事箋をもとに、常食・全粥食・高血圧食・心臓病食・糖尿病食・腎臓病食・嚥下食などなど、献立を立てていました。

病院での食事は、それ自体が治療の一環であるため、医師などの指示によって、必要な栄養価や禁止食品、食形態などを考慮し、患者さんに合ったメニューを考えていました。

といっても、毎日の献立を、1から作るのではなく、サイクル献立で献立を立てていました。

サイクル献立とは、一定期間同じメニュを繰り返して、献立を立てていくことです。

4週間分なら、4週間分の献立を繰り返していきます。

それを基本として、季節ごとに季節のメニューや行事食を入れていくスタイルにしていました。

基本のサイクルメニューができていれば、献立作成に悩むこともないし、食材かぶりもなく、栄養面もバッチリです。

また、コスト面も、同じサイクルならば、そんなに大きくオーバーすることもありません。

献立作成の効率化が図れます。

ただ、デメリットとして、マンネリ化しやすいです。

というのは、季節ごとにメニューを変更するといっても、通年通して出せる・出しやすいメニューというのは、飽きられやすいからです。

かといって、サイクル献立ですので、全部のメニューに手を加えて変えていくと、手間もかかるし、サイクルではなくなってしまいます。

メニューのバリエーションをたくさん持ち合わせている人は、サイクルにとらわれず、献立をたてられるのかもしれませんが、栄養価だけでなく、現場の作業工程や献立のコスト面なども考えるとなると、単に好きなメニュー・入れたいメニューは、入れられません。

尚且つ、それを、決められた就業時間内(限られた時間内)にやるとなると、なかなか大きくは変えられなくなってきます。

なので、マンネリ化しやすくなってしまうところがあるのです。

そうならなくするためには、毎回ちょこっとずつ、手を加えていくようにしていきます。

現場での仕事

委託会社では、こっちがメインの仕事です。

私が配属された病院での仕事内容は、一般食(常食・全粥食・高血圧食・心臓病食)と特別食(糖尿病食・腎臓病食・透析食・嚥下食・経管栄養など)、軟菜食などで、別れて作っていました。

それぞれ、調理師さんに食種ごとに作ってもらい、盛り付けを行います。

それを各患者さんのトレーに配膳。

そして、最終的に、各階の配膳車の各食事をチェックし、付け間違い・付け忘れなどのミスがないかチェックし、病棟に配膳します。

ここで、時間内に出していかなくてはならないので、結構、忙しくなります。また、ミスも多かったりすると余計に時間に追われてました。

食事オーダーの管理

総合病院でしたので、病院側のパソコンでオーダリングシステムが入っており、そちらで管理していました。

オーダリングシステムで集計をかけて、食札を印刷し、食事の準備をしていきます。

そして、最終的に各食事の時間帯の締めの時間に最終集計をかけて、食事変更と追加・食止めの管理を行なっていくものでした。

その後の変更は、電話対応だったと思います。

その他の仕事

その他、発注業務を行っていました。

献立に沿って食材の発注。

その他、経管栄養や補助食品なども発注をかけてました。

まとめ

まとめと言っても、ざっとこんなもんでしょうか?

自分でも記憶を辿っている感じですが、今、同じことをやれと言われても、できない気がしますw

総合病院は、食種が多いだけで覚えることが多いですし、食数も多かったので時間にも追われていました。

また、ミスがあると書類も書かなくてはならないので、今よりも気を張っていたように思います。

当時は、無我夢中でした。

それでも、5年ほど総合病院で、栄養士として仕事をしていたことは、自分の経験として大きなものになっています。

それがあるから、ある程度のところに行っても、今でも仕事ができています。

総合病院の配属で良かった点としては、同期の子が自分含め3人、年の近い先輩が3人ほどいたので、仕事内容が忙しく大変なものでも、みんなでワイワイ乗り切ることができていました。

というわけで、総合病院時代の仕事内容を思い出して、書いてみました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

ABOUT ME
ナーぺ
管理栄養士。日々の生活を発信中。調理記録やレシピ紹介、仕事のことなど、生活の中で気づいたことを発信しています。
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